出荷もピークで、毎晩のように夜なべしている渡辺です。
前回のブログでも触れました追熟のデータの蓄積などは改めて報告したいと思いますが、ミニ対決的に比べる予定の、久松さんが追熟したものと、私が追熟したルレクチェの比較の結果は、もうすぐ報告できるかと思います。
さて、今回は、ルレクチェ価格についてお伝えしてみます。
ルレクチェの一般的な価格
西洋梨ルレクチェは日本に流通する約8割が新潟県産です。
産地が少ないことと栽培の難しさからと相まってその希少性ゆえに、価格は西洋梨の中においても比較的高いものだといえそうです。
売っている場所などでいろいろと幅はありますが、
「幻の洋梨」ル レクチエの意味、値段、食べ頃、驚きの栄養効果を公開!
という記事では、価格がこんな内容で触れられています。
安いもの:2Kg(5個から7個)で2,000円台前半
高いもの: 〃 4,000円台後半
12月7日の現時点では、御歳暮時期真っただ中でもあり、出荷開始の際には、不足気味だった店頭での流通量も増え、価格も少しこなれてきたころかもしれません。
渡辺果樹園のルレクチェのお値段
渡辺果樹園のルレクチェ単価は、上記の記事や店頭価格と比べてもやや高めとなっております。
例えば2017年の価格だと、このような感じです。(画像をクリックするとショップサイトに飛びます)
税込・送料込みのお値段ですので、一概に比較はできない部分はありますが、渡辺果樹園のルレクチェ価格は、相場と比べると高い方といえそうです。
今まではなかなかお話する場もなかったのですが、ブログを開設したということもあり、今回はその理由を説明させていただきます。
食べごろで食べていただくためのこだわり
まず、当園が徹底してこだわっているのが、食べごろを計算した出荷です。
写真のように箱の中には1枚ずつ食べごろを手書きで記入して入れております。
当然出荷する箱ごとに、食べごろを判断して、箱詰めして一枚一枚手書きをしているのですが、単純な手間以外にも思ったよりもコストがかかるのが、この食べごろの判断なのです。
食べごろは、「見た目」「触った感じの密度感」「よく見たときの黄色味の深さ」等々、トータルで判断するのですが、やはり試しに食べるのが1番あてになります。

できるだけ正確に食べごろを把握するために、試し切りはかなり多くやります。
もともと高価なルレクチェを、山になるほど試し切りをする農家はあまりないのではないのでしょうか。
ルレクチェは贈答用としてご購入される方も多く、大切な人へのプレゼントは、一番おいしい状態で食べて欲しいという園主のこだわりが、渡辺果樹園の価格の理由の一つです。
こだわりの箱と包装
さらに、贈答用という観点では、前々回のブログでも紹介しましたが、箱もデザインにこだわり、手の込んだものを使っております。

この箱へのこだわりも、価格の理由の一つです。
こういったこだわりのおかげなのかはわかりませんが
『渡辺果樹園さんのルレクチェを送ると普段連絡を寄越さない人もすぐ御礼の電話が来るのよ』
といったうれしいご報告をいたきます。
せっかく渡辺果樹園のルレクチェを選んでくれたお客様に、そんな喜びと感動が生まれてくれたらなという思いから、少しだけ贅沢に箱は作成しているのです。
ルレクチェの果樹の大きさ
最後に、これは今まであまり公にしてこなかったことですが、当園のルレクチェの果実は、新潟県の基準よりも少しだけ大きめなものを入れております。
やはり箱を開けた時に飛び込んでくる果実のボリューム感や食べた際の満足感を大切にしたいのと、贈答用としてご購入いただくような商品には、量目不足は絶対あってはならないとの思いからの、大きさへのこだわりなのです。
この果実の大きさについては、扱ってもらう業者さんからも評価していただいているようです。
以上の3つのこだわりから、我が家のルレクチェ価格は、少しだけ胸を張って若干高いですと聞かれた方にお伝えしています。
このようなこだわりが評価されて、平成29年度「ルレクチェ」果実品評会において奨励賞をいただきました。
このような評価も励みに、もっともっと精進していきたいと思います。
ルレクチェの発送の最盛期である12月は、偏執的ルレクチェ箱詰め職人?として夜中まで頑張っていますが、「おいしかったよ」とか「すごく喜ばれた」といったお声をいただきながら、毎年この大変な時期を乗り越えております。
渡辺果樹園のこだわりのルレクチェを送る前にまずは自分で食べてみたいといった方などには、ご自宅用も用意してあります。
ルレクチェを購入されたい方は↓からどうぞ。